2008年の初Windows Updateは平穏に
今回の2件のパッチは、「緊急」と「重要」ということになっていますが、常識的な防衛策のとられているPCなら、それほど危険なセキュリティホールではありません。
MS08-001の「Windows TCP/IP の脆弱性により、リモートでコードが実行される (941644)」は、「緊急」レベルですが、外部からのマルチキャストのパケット処理に関するもの。
インターネットからそんなパケットを受け取るようなPCはそもそも論外で、やられるのは、WindowsXP SP2なら、「セキュリティセンター」が赤×表示になっているPCです。(そんなPCはWindows Update以前の問題!)
具体的に言うと、ルータ、パーソナルファイアウォールを使っていないPCだけです。
(ここの部分は私の誤解であったようです。詳細はこちらに追記)
尚、このセキュリティホールは ISS(昨年IBMが吸収合併)の研究チームX Force が発見して、マイクロソフトに報告したらしく、IBM Internet Security Systems の Alex Wheeler 氏および Ryan Smith 氏に対し謝辞が掲載されています。
IBM ISS製品では昨年段階から防御しているらしいです。もっとも企業向けの製品で、この防御が有効(必要)なのは外からのアクセスを受付なければならないWEBサーバとかに、Windowsサーバを使っている場合ですけど。
個人の場合は、外から来るものは全部蹴っ飛ばせばよいだけなので、この手の防御はとっても楽です。
MS08-002の「LSASS の脆弱性により、ローカルで特権が昇格される」 (943485)は、「重要」レベル。
悪用されると「攻撃者により、昇格された特権でコードが実行される可能性が」という恐ろしいものですが、しかし悪用するにはそのPCに直にログインしなければなりません。ネット越しにではなくて。インターネットからの脅威という点では、悪用される可能性はとても低いといえるでしょう。
が、いずれにしても、「セキュリティセンター」で合格をもらっていれば、Windows Update も自動更新ですので、放っておけばよいだけです。あとは「今晩シャットダウンするときに、”更新してからシャットダウン”と出ます」ということだけですね。
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