Windows Update の翌日にショッキングなニュースが。 Secuniaの深刻度評価は最も高い「Extremely
critical」。です。私にとって問題だったのは、IE7だったことですね。
IE 7にゼロデイの脆弱性、月例パッチでは未解決 2008.12.11
マイクロソフト からもアドバイザリが出ました。
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (961051)
Internet Explorer
の脆弱性により、リモートでコードが実行される
2008.12.11
で、回避策は、IE高。そしてもうひとつあります。
Internet Explorer 7 の DEP を有効にする
Internet Explorer を管理者として実行することで、ローカルの Administrators は DEP/NX
を制御できます。DEP を有効にするには、次のステップを実行します:
- Internet Explorer で [ツール] をクリックし、[インターネット オプション] をクリックします。次に
[詳細設定] タブをクリックします。
- [オンラインからの攻撃の緩和に役立てるため、メモリ保護を有効にする] をクリックします。
回避策の影響: いくつかのブラウザ拡張は DEP
に互換性がなく、期待する動作にならない可能性があります。このような場合、アドオンを無効または、インターネット
オプションで取り消すことができます。 [コントロール パネル] の [システム] を使用しても行えます。
ところが、インターネット オプション] の [詳細設定]
をいくら眺めても[オンラインからの攻撃の緩和に役立てるため、メモリ保護を有効にする] なんか無い。
そこでXPの「ヘルプとサポートセンター」で調べてみたら、「データ実行防止とは」が。
DEP は、ソフトウェアおよびハードウェアのサポートを活用できます。DEP
を使用するには、コンピュータが、Microsoft Windows XP Service Pack 2
(SP2) 以降、または Windows
Server 2003 Service Pack 1 以降を実行している必要があります。DEP
ソフトウェアは単独でも、特定の種類の悪意のあるコードによる攻撃からの保護に役立ちますが、DEP
が提供できる保護を完全に活用するには、プロセッサが "実行保護" をサポートしている必要があります。
あ、あれか! と言ってもはっきり覚えている訳でもないですが。問題は自分のPCのCPUがその機能をサポートしているかどうかです。更に読んでいくと、こんな項目が。これは便利だ。すぐ判るのか。
自分のコンピュータで DEP が使用可能かどうかを知る方法
- [システムのプロパティ] を開くには、[スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックし、[システム]
をダブルクリックします。
- [詳細設定] タブをクリックして、[パフォーマンス] の [設定] をクリックします。
[データ実行防止]
タブをクリックします。
これが出来れば自分のコンピュータは DEP が使用可能ということなんだろうか。更に@ITのWindows
TIPSでこんな記事も見つけた。
「XP SP2のデータ実行防止(DEP)機能を無効にする」 2004/11/20
「無効」じゃなくて「有効」にしたいんだが、まあこれでどの画面でどうすればよいかは判った。DEPの設定画面には2つのオプションが用意されています。
- 「重要なWindowsのプログラムおよびサービスについてのみ有効にする」
- 「次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについてDEPを有効にする」
デフォルトは(1)にマーク、それを(2)にマークにしてやればよい。ところで、ヘルプにはこんな注記もありました。
注:既定では、Windows オペレーティング システムの重要なプログラムとサービスでのみ、DEP
が有効になっています。その他のプログラムも DEP
での保護が役立つようにするには、[次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについて DEP を有効にする] を選択します。
「Windowsのシステム・プログラム」って、どの範囲? IEがガードされてりゃそれでええんでないの? だったら何で大騒ぎするの?
と思ったらIEは「重要なWindowsのプログラムおよびサービス」ではないらしい、対象外になっていると。そんなバカな! というのはこの記事にあったんです。
「Windows XP SP2のデータ実行防止機能「DEP」を調べた」 2004/09/07
米Intelや米Transmetaなども対応を表明しているが,2004年8月現在,NXが実装されているのはAMD製の64ビットCPUだけである。そのほかのCPUを備えたPCでは,ハードウエアによるDEPは効かない。
げっ! 私のPCは2003年3月に購入したDELLのGX260 Pentium4 2.4GHzだよ。じゃぁダメじゃん・・・、と思ったら「もう1つはソフトウエアによる機能で,実はRC2版(製品候補版2)から扱いが変わった・・・」と。RC2はSP2の正式リリース前のもの。懐かしいですねぇ。なんかわからんけど、OKな訳? ちゃんと設定も出来たし。と思っていたら、上記の記事の2ページ目に、
疑問が残るのはソフトウエアのDEPについてである。CeleronなどのCPUを備えたハードウエアDEPが効かないPCでも,DEPの設定画面が有効である(図4[拡大表示])。ただし,ダイアログ・ボックス下端には,「お使いのコンピュータのプロセッサでは,ハードウエアによるDEPはサポートされません。ただし,DEPソフトウエアを使うことにより,ある種類の攻撃を阻止することができます」と書かれている。
「ハードウエアによるDEPが効かない」というくだりは正しいが,「DEPソフトウエアを使えば攻撃を阻止できる」というのに疑問が残る。「DEPソフトウエアはデフォルトでは無効だが,有効にすれば攻撃を阻止できる」とも解釈できる。だが・・・
もうちょっと新しいものを見つけました。2005年です。
MS文書番号: 884515:「Windows XP SP2 のデータ実行防止機能について」
もいっともこの文書の対象は
Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
Microsoft Windows XP
Home Edition Service Pack 2 (SP2)
x86な Microsoft Windows XP Professional Service Pack 3
については何処に書いてあるんでしょう? と探していたら、それは見つかりませんでしたが、代わりにIE8の記事が。先々はデフォルトでオンになるみたいですね。
IE 8でセキュリティ機能のデフォルト設定が変更に 2008.04.11
Microsoftは、Windows VistaとWindows Server 2008で稼働するIE
8では、データ実行防止(DEP:Data Execution Prevention)と非実行ページ保護(NX:No
eXecute)機能をデフォルトでオンにする。これは、ブラウザの脆弱性を軽減するための大きな変更だ。
DEPとNX(以下DEP・NXと表記)はIE
7で既に備わっていたが、後方互換性を保つためにデフォルトでオフになっていた。
記事の元ネタはこれでしょう。「IE8
セキュリティ パート I : DEP/NX メモリの保護」2008.04.08
しかしねぇ、MSさん。「重要なWindowsのプログラムおよびサービスについてのみ有効にする」って書き方で普通の人が「オフ」だと理解できるか? 普通の人、でとっても常識人な私だって(どこが)、「なんだ、もう効いてるじゃん♪」と思ったんだから。コンピュータなんだから、あいまいな言い方せずに「オン/オフ」をはっきりさせて欲しいですね。
で、そのそもこの問題の発端の「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (961051)」が言っているのは、Microsoft
Windows XP Professional x64
Edition のことなの? そんなの使っている人居るの? 有効範囲限定ならなんでそう書かないの?
そのあとに行方不明だった[インターネット オプション] [詳細設定]
の[オンラインからの攻撃の緩和に役立てるため、メモリ保護を有効にする]
項目を見つけました。お前の見落としってオチかって? ちゃいまんがな。脳脂肪も「Windows XP SP3 + IE7
の詳細設定タブにはみつかりません。」と確認してくれました。
ではどこで見つけたかというと、VistaのIE7の画面です。見つけたは見つけたけど、グレーで選択出来ないようになっています。日立情報のサイトの2007.1.30
更新の解説に
ハードウェアDEPとソフトウェアDEPの2種類があり、前者のほうがより確実に機能するが、プロセッサがデータ実行防止に対応している必要があり、現在はAMD社のAthlon
64やOpteronなどでしか利用できない。
セキュリティ アドバイザリ
(961051)が言っているのはVistaのIE7の画面にあるもののことで、おまけにほとんど誰も使っていないようなマシンの場合でのハードウェアDEPで、
文書番号:
884515 「Windows XP SP2
のデータ実行防止機能について」
にあるのはソフトウェアDEPなんでしょうね。
アドバイザリにあるこの記述、ものすごいムカつく!!
大多数の人間にとって、この部分は何の役にもたたんでしょう。
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